保険営業担当に聞いた話 見直しで得する生命保険・医療保険

保険営業担当に聞いた話



これは知人の元保険外交員、つまり営業担当や代理店など、複数の関係者に聞いた話です

保険外交員はいつも募集しています。
その為のスカウト担当までいるくらいです。
なぜいつも募集しているのか?
その仕組みを理解すれば当然のことなのです。

外交員は入社後、一年くらい研修期間などがあり、最低限の給与をもらいながら勉強するそうです。
その後は三か月毎に成績によって外交員を続けられるかどうかが決まるそうです。

つまり三か月毎に成績が悪ければクビになる

ということです。そしてもちろん成績が悪くてやめていく人も何人もいます。
一見当たり前のように見えますが、これが保険会社にとってとても都合の良い仕組みなのです。

保険の外交員にしてみれば、最初にどこに営業に行くと思いますか?


最初の営業は身内・知り合いのところに行くんです。


知り合いでもなければ保険の営業なんて面倒くさくて相手にしたくないですよね?
知り合いだから仕方なく話くらい聞いてやろうかと思ってしまいます。
そして身内や知り合いのうち何人かは「知り合いだから」という理由で保険に加入してくれます。
中には他の契約を解約してまで加入してくれる人もいるのです。

しかしよく考えてください。
いくら知り合いが多くてもそのうち無限に加入してもらえるわけではありません。
ある程度知り合いに営業したら営業先がなくなるのです。

そしたらどうなるか・・・・営業先がなくなり、営業成績は落ちてきます。
そして最後にはクビになってしまうのです。

しかしよく考えてみてください。
その人が営業してとってきた保険契約はその後どうなるのでしょうか?

普通はそのまま継続します。
知り合いを通じて契約した保険は、契約者はそのまま支払続けることになります。
営業担当がクビになっても保険料の収入は続くのです

その金額を考えてみてください。。。。。
例えば月額2万円の保険なら年間24万円、10年では240万円になります。
それが契約者分、例えば月に2人契約していったら年間24人分になり、
その金額は9600万円になるのです。

そしてもし外交員が新規契約を取り続ければ、その金額は増え続けます。
しかしもし新規契約を取れなければ・・・・・保険会社の収入は続きます。
しかし新規契約をとれない営業担当は・・・・クビになります。

つまり保険会社からすると収入はあるのに支出はなくなるのです。

要するにどういうことかと言うと、
外交員は新規契約をとるための要員。
新規契約は取れたらわずかに外交員に給料を支払う。
新規契約がとれなくても保険会社の収入はそのまま続く。
でも新規契約がとれない外交員はもう用済みなのでクビにする。


という仕組みなのです。これは一言で言えばどういうことかと言うと・・・・・・・・・・

保険会社は儲かり続ける仕組み

ということなのです。そして当の外交員は儲かりません。
新規契約をとり続けなければ用済みでクビになってしまう仕組みなのです。
しかし外交員がクビになった後でもその人がとってきた契約は続き、
保険会社だけは儲かり続けることになるのです。


何も知らない新人の保険外交員は、それが仕事だと思って一生懸命新規契約の為に頑張ります。
しかしどんなに努力して新規契約をとってきても自分の収入は一向に増えません。
とらなければすぐにクビになります。
しかしその一方で新規契約がとれればどれるほど、保険会社はどんどん儲かるのです。

良く考えてください。
知り合いのところに営業に行き、1年もすれば行く先なくなりますよね?
そうなればもう用済みなのです。新人外交員は使い捨てにされてしまう仕組みなのです。
それを知らずにあれやこれやの口八丁手八丁でなんとか新規契約を取り付けたい営業担当は、無理のある話を展開してなんとか知り合いから契約を取り付けます。
しかしそれができなくなればもう用済みなのです。

しかしそもそも仕組みがおかしいのです。
そもそも保険会社は加入者から預かったお金を運用して利益を上げることが主たる業務だったはずなのですが、いつの間にか保険料収入そのもので儲かる仕組みになってしまっています。

保険なんてのはどうやっても保険会社が儲かるように出来ています。
なんたって彼らはそれのプロですから。
サブプライム問題を見てもわかるとおり、公的資金で助けてもらっていながら33億円もの報酬を受け取ってしまうようなおかしな組織なのです。

もちろん全てとは言いません。
正しく仕事をしている会社・営業担当もたくさんいます。
しかし私の知る限りではそのような営業スタイルの人はほんのわずかしかいません。
ほとんどがおかしな営業トークで矛盾する保険商品を売りつけられているというのが実感です。